FP資格は、NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以降、FP協会)と社団法人金融財政事情研究会(以降、金財)が、それぞれ認定する民間資格でした。FP協会の資格は1987年にAFP資格がスタートし、翌1988年に金財の金融渉外技能審査制度がスタートしました。FP協会には独立したい人や自己啓発を目的とする人が多く、金財には金融機関の社内で資格活用する人が多いという傾向がありました。
2002年度に職業能力開発促進法に基づき、厚生労働省が実施している「技能検定」の一つとなり、「ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)」という国家資格となりました。それと同時に、FP協会と金財の両者が正式に試験機関に指定されました。
FP技能士の資格には、初級資格に該当する3級FP技能士、普通資格に該当する2級FP技能士、さらに上級資格の1級FP技能士があります。これらは、更新の必要がない永久国家資格です。
従来の金財の資格は廃止されましたが、FP協会の民間資格は並立して継続されることになりました。普通資格がAFP資格(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー®資格)、上級資格がCFP®資格(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®資格)です。