AFP資格はFP協会が認定している独自の国内ライセンスであり、取得には、2級FP技能検定の合格とFP協会の認定研修の受講が必要です。そのため「2級FP技能士とは」でも少し書きましたが、1回の試験で2つのライセンスを取得することができます。(合格後、AFP認定者と名乗るにはFP協会に登録が必要です)
実務経験のない一般の方が2級FP技能士の試験を受けるには3級FP技能士に合格してから、2級を受験するという方法と、FP協会の認定研修を受講してから、AFP試験を受験するという2つの方法があります。
前者は、テキストと問題集で独学という手段がとれますので、あまり費用をかけずに取得することができますが(実際は試験講座に通う人が多いです)、後者は、FP協会が認定している認定教育機関で6つの分野のカリキュラムを68時間以上かけて学ぶ必要があります。この費用は、だいたい5万円~10万円くらいかかります。
FP技能士は合格してしまえば、更新の必要のない永久資格ですが、AFP認定者は2年ごとに更新が必要です。更新までの2年間の間に15単位以上の継続教育を受けることが義務づけられています。
教育内容は、セミナーの受講や、FP協会から発行される雑誌(日本版FPジャーナル)の紙上テストなどがあります。
経済は社会情勢にあわせて常に変化していますし、税制も毎年改定されます。また、金融商品や保険商品も新しい商品が次々と発売されます。合格後も自己研鑽につとめることがFPには必要なのです。